Facebook上で生まれたつながりが、利用者の皆様にとって信頼できるものであることはとても大切です。そのため、Facebookは、不正なアクティビティ、例えば概要や活動内容に関し、誤解を招くようなアカウントやページのネットワークなどを禁止するポリシーを設けています。今年、アメリカ、中東、ロシア、イギリスなどで、政治討論を煽るために作成された多くのページ、グループ、アカウントに対し、この規則を施行しました。ところが、Facebookが確認している不正なアクティビティの大多数は、政治ではなく、金銭を目的としたスパムです。Facebookがポリシーを強化させるに伴い、スパムの犯人も手法を変えてきています。

最も一般的なスパムの1つに、サングラスやダイエット療法などの偽造品販売を目的とした詐欺投稿があります。ところが、現代のスパムは変化しており、犯人は偽アカウントや同じ名前で複数のアカウントを作成することで、ネットワークを形成します。このようなページにクリックなどのアクションを誘うようなウェブサイトやリンクなどであるクリックベイトを投稿し、Facebookとは全く関係のない、正規のウェブサイトを装った企業のサイトにユーザーを誘導します。また、このような不正を働く犯人は、多数のFacebookグループに同じクリックベイトを、ときに短期間に何百件も投稿し、不正なウェブサイトへのアクセスを増加させます。偽アカウントを使用して偽の「いいね」や「シェア」をすることも少なくありません。これによって、不正なページや投稿のエンゲージメントを人為的に急増させ、あたかも人気があるかのようにユーザーに誤解させ、ニュースフィードのランキングを上昇させます。これは、利用者の皆様にとって信頼できるアクティビティではなく、Facebookのコミュニティ規定のスパムの項目に違反しています。

クリックベイトには、自然災害やセレブのゴシップネタなどの話題がよく使われます。ところが最近では、このような不正なネットワークが、政治的立場に関わらず、世間を騒がせる政治的な話題を利用して閲覧者を獲得し、自身のウェブサイトへのアクセスを増加させ、訪問者数に応じて金銭報酬を得るケースが増えています。過去に確認された政治目的の活動のように、このようなアカウントやページがシェアする「ニュース」記事や意見は、正当な政治討論と区別し難いことも少なくありません。そのため、アカウント、ページ、グループの削除を判断する際は、その内容よりむしろ偽アカウントが使用されていないか、あるいは繰り返しスパム投稿をしていないかなどのアクティビティに注目することが重要となります。

この度、Facebookは、規則に違反し続けている559件のページと251件のアカウントを削除します。アメリカの中間選挙を控えた今、これまでに確認しているアクティビティを基に、どのようなアクティビティにより削除というアクションに至ったかの詳細をご説明いたします。多くが偽アカウントを使用するか、同じ名前で複数のアカウントを作成することで、グループやページに大量のコンテンツを投稿し、自身のウェブサイトへのアクセスを増やしていました。大多数が、Facebook上で、コンテンツの人気度を実際よりも高く見せるために同じ手法を利用していました。また、Facebookを利用して、正当な政治を議論するフォーラムを偽り、利用者を誘導している企業もいました。

もちろん、アカウントとページの連動に、正当な理由があることもあります、例えばファンドレイジングや草の根団体の基盤になっている場合です。ただし、このような団体は、団体概要や活動内容を公にしています。我々が理解を深めるに伴い、この種の不正なアクティビティの当事者は、その目的が金銭または政治であるかに関わらず、手法を変えて検知を回避しています。利用者の皆様がFacebook上で意見を共有するのは、Facebook上でのつながりが安全で信頼できる場合に限ります。Facebookは、より優れたテクノロジーに大幅な投資を行い、不正なアクティビティの防止に努めてまいります。