Facebookは、米国時間4月12日、サンフランシスコにて開催した開発者カンファレンス「F8」において、ウェブ上の様々なコンテンツをシェアし、エンゲージメントを深め、そして効果を測定することを可能にする新しいツールを発表しました。

Facebookのシェアリングツールは、インターネット上のFacebookやその他のサイトで、気になったコンテンツを手軽に友達とシェアし、エンゲージメントを深められるように開発されています。今回発表した内容では、新たにシェアできる方法や、そのアクションを測定できるツールを展開することにより、シェアリングを最適化し、サイトやサービスの成長に繋げていくことができるようになります。

コンテンツをシェアし、エンゲージメントを深めることを可能にする新たなツール

  • 引用付きシェア(Quote Sharing):アプリやウェブサイトで閲覧したコンテンツから、特定の文章などを引用して共有できる引用付きシェアツールを公開しました。記事や書籍などのコンテンツから、自分が気に入っている特定のテキストが引用できるようになることで、自分らしさをより表現しやすくなります。この引用付きシェア(Quote Sharing)ツールはシェアダイアログツールを使うことで、iOS版およびAndroid版アプリモバイル/デスクトップ版サイトで動作します。さらにウェブページ上から簡単に文章をシェアできるボタンもご用意します。
  • ハッシュタグシェア(Hashtag Sharing):利用者がアプリから何かをシェアする際に、関連すると思われるハッシュタグを自動的に投稿画面に表示します。そのハッシュタグをつけて投稿するか、削除するかは任意で選択可能です。Facebook上で話題となっているトピックとそれに興味のある人々をつなぎ、投稿にさらなる関連情報を付け加えることができます。開発に関する仕様等はこちらの資料(iOS版Android版モバイル/デスクトップ版サイト)をご覧ください。
  • 最適化されたモバイルサイトのシェアダイアログ(Mobile Web Share Dialog):これまでは、モバイルサイトでFacebookのシェアボタンを押すとブラウザ上で新しいタブが立ち上がりました。今回のアップデートでは、<iframe>でシェアダイアログを開くというオプションが追加されました。この表示方法によって、利用者はコンテンツから離脱することなくシームレスにシェアできるようになります。Javaスクリプト用SDKで1行コードを追加するか、シェアボタンを利用している場合は設定変更するだけで適用可能です。
  • 保存ボタン(Save Button):多くの方にご利用いただいているFacebook上の「保存」機能が、Facebook外のウェブサイトでも「保存ボタン」として利用可能になります。「保存ボタン」はインターネット上にある記事、商品や動画などを、Facebook上の自分だけが見られる「保存済みリスト」に保存し、後からどの端末でも閲覧することができる機能です。保存されたコンテンツは、例えば商品がセールになった時や、まだ読んでいない記事などについて、後から適切なタイミングで利用者に通知されます。機能のデモはこちらの動画でご覧になれます。なお、この機能のローンチパートナーには、日本からもメルカリ、楽天が参画しています。

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  • 埋め込みコンテンツのアップデート(Embedded Content):パブリッシャーの皆様からのフィードバックをもとに、サイトに合わせて種類やサイズが調節できるよう、Facebook投稿の埋め込みコンテンツをより綺麗に表示できるデザインの選択肢を追加しました。ライブ動画の埋め込みには、ライブ動画が放映中であることの表示や、閲覧者数がわかりやすく表示されます。また、コメントの埋め込み機能も公開しました。これにより、Facebook上で共有範囲が公開で投稿されたコメントを、Facebook外のサイトに埋め込みできるようになります。また今回のアップデートで、読み込み情報量を60%削減し、初回レンダリングのスピードが2倍ほど速くなります。
  • IoTデバイス向けのシェアAPI(Sharing for devices API):テレビやSTB(セットトップボックス)などのテレビ関連機器、デジタルフォトフレームなどIoT機器からシェアダイアログが開けるAPIを公開しました。このIoT端末向けAPIは新しいグラフAPIを利用して、端末からFacebookにコンテンツをシェアすることを可能にしています。IoT端末からAPIにシェアするリンクが送られると、シェアするための短いコードが送り返されます。モバイル端末にこのコードが入力されると、ウェブ用のシェアダイアログにリダイレクトされ、シェアが完了します。

プラグインのアップデート

  • コメント管理機能(Moderation Tools for Comments)の強化コメント管理機能がアップデートされ、利用者との会話を管理しやすく、スパム対策をしやすくなります。スパム対策機能には、新しいフラグ通知機能や、設定した日時を過ぎたものや、ブラックリストに入れた単語と一部マッチする言葉があった場合にコメントを自動で閉じる機能があります。また、コメントミラーリング機能もどの開発者でも導入できるオプションとして提供します。

効果測定ツールの強化

  • シェアに関するインサイト(Sharing Insights):ウェブサイト管理者は、サイトのリンクがFacebookでどれくらいの利用者間の会話に登場したか、もっとも引用されている文章はどの部分か、そして他の傾向など、匿名化され集約された情報から得ることができます。このインサイトを参考にすることで、サイト利用者によりシェアしてもらえるよう、サイトのコンテンツを改善することができます。
  • シェアデバッガー(Sharing Debugger):シェアデバッガーツールが改良され、Facebookでシェアされたリンクの管理がしやすくなります。エラーがより明確になったり、複数のリンクを同時に管理する機能などを追加しました。また、このツールを16言語でご利用いただけるようにしました。より詳しくはこちらをご覧ください。

より詳しい情報は、Facebookでシェアおよびソーシャルプラグインのページをご覧ください。