Facebookでは日々、友達や家族とつながり、情報を共有するやりとりが世界中で行われています。このやりとりは、ペットの話題から政治まで多岐にわたり、10億人以上の利用者を反映する多様性に富んだものとなっています。Facebookでは、このように自由でオープンに思いを共有し、つながりを持てる場を、安全な環境として提供することを使命と考えています。

コミュニティ規定では、Facebook上でどのような情報をシェアすることができるかについてご説明しています。このコミュニティ規定を理解いただくことによって、利用者同士が共感と尊敬の気持ちを持ちながらやりとりし合える場となるようにという思いから、規定は制定されました。

今回、コミュニティ規定ページで、Facebook上でどの様なコンテンツをシェアすることが望ましいのか、どんなものが報告や削除の対象になるのかを、これまで以上に詳細かつ明確にご理解いただけるようにしました。規定自体の変更はありませんが、例えば、どういったコンテンツがわいせつだとみなされるのか、あるいはヘイトスピーチとみなされるのかといった事について、より明確にご理解いただけるようなコンテンツを用意し、具体的な例を示しています。

また、コミュニティ規定には違反していなくても、個別の国や地域の法制度に違反するコンテンツのある際には、コンテンツを削除あるいは制限する場合もあります。

今回同時に公開した政府請求レポートでは、各国政府から、法律に違反するとしてコンテンツの制限などの請求を受けた数を発表しています。不当な請求や、拡大解釈された請求については、Facebook側から異議を申し立てています。当該の国や地域でのみ法律に違反するコンテンツについては、Facebook上から完全に削除するのではなく、その国・地域内からのアクセスを制限するといった対応を行う場合もあります。

Facebook上では毎日、何十億ものコンテンツが共有されています。今回のご案内によって、Facebook上の規定がどのような基準によって制定されているか、より明確にご理解いただけることを願っています。

 

コミュニティ規定についての詳細

今回更新されたコミュニティ規定は、以下の4つのセクションに分けられました。

  • 安全の確保
  • 礼儀正しい行動(周りを尊重する振る舞い)
  • アカウントと個人情報の保護
  • 著作物の保護

特に、自傷行為、危険な団体、いじめと嫌がらせ、犯罪行為、性的暴力や搾取、わいせつコンテンツ、ヘイトスピーチ、暴力的なコンテンツについての説明を詳細にしました。新たに追加された説明もありますが、これまでのコミュニティ規定の内容に沿った説明となっています。

世界中の多様なコミュニティの必要性を全て満たす規定を維持するということは大変難しいことです。出自の違う人々の間では、どの様なコンテンツを共有することが適切かといった考え方も違ってきます。ある人にとってジョークのつもりで投稿された動画が、他の人にとっては大変不愉快でありながら、規定に違反する点がないという場合もあります。

ヘイトスピーチに関しては特に難しい面があります。Facebook上ではヘイトスピーチは常に禁止してきましたが、更新されたコミュニティ規定では、このような暴力的な表現からいかにコミュニティを守るよう努力してきたか説明しています。この問題については様々な国で対応が図られている中で、世界各地の政府やコミュニティ、研究者や専門家からの意見を参考に、ベストな対応を行うための対策を取っています。

全てのコンテンツに対して完璧に対応できる規定を作り上げることは難しい面もありますが、報告を受けたコンテンツについては真摯に精査し、最善の策を取っています。利用者がコミュニティ規定に反すると感じたページ、プロフィールや各コンテンツについては、右上の三角のボタンから「報告」というメニューを選択してFacebookに報告いただけます。

報告を確認する担当者は、報告を入れた利用者から、なぜこのコンテンツが規定に反すると考えたのかの理由を確認します。また、利用者は見たくないコンテンツに対してはフォローをやめる、ブロックする、非表示にするといった選択や、なぜ不適切か投稿者にメッセージを送ることも可能です。

コミュニティ規定がFacebook上でどの様なコンテンツが望ましいかを説明しているのに対して、各国の法律が禁止するコンテンツというものもあります。例えば、特定の国では冒涜的なコンテンツは違法となっています。コミュニティ規定には違反しませんが、こういったコンテンツに報告があった場合、その報告を検討し、当該国の法律に違反していると判断された場合にはコンテンツへのアクセスを制限することがあります。

このように政府からは各国の法に違反するコンテンツについて報告を受ける事があります。Facebookではこのような請求をまとめ、政府請求レポートで公開しています。

 

政府請求レポート

政府請求レポートでは、政府からのコンテンツの削除やアカウント情報の請求などについて受けた2014年下半期の請求をまとめています。

データやコンテンツ制限の請求については、増加傾向が見られました。法律に違反するとしてコンテンツの制限を求められた件数は、上半期と比べて11%増(8,774件から9,707件)でした。トルコ、ロシアなどからの請求に増加が、パキスタンなどから減少がみられました。

アカウント情報に関する請求は上半期と比べてほぼ変化がありませんでした(34,946件から35,051件)。インドなどからの請求が増加、米国、ドイツなどからの請求に減少がみられました。

Facebookは政府からどの様な内容の請求を受けているのか、そしてどの様なポリシーで請求に対して対応しているのか、多くの方にご理解いただきたく、今回このレポートを公開することとしました。

今後、政府からの請求に対して真摯に精査し、請求内容に不足がある場合は請求を差し戻すことも含め対応していきます。同時に、各国政府には、安全性とセキュリティを確保すると同時に、国民の権利と自由を守ることを保証するよう引き続き求めます。

なお、以下で紹介しているコミュニティ規定ページの日本語版のアップデートは今週中に行われる見通しです。

(ビデオ:英語音声)

投稿者:Monika Bickert(グローバルポリシーマネージメント統括)、Chris Sonderby(デピュティー ゼネラル カウンセル)

【ご参考:英語版ニュースルーム】

Explaining Our Community Standards and Approach to Government Requests